第3回Asia meets Asia 2001
 

1.日時 2.会場 3.参加劇団演目 4.活動内容 5.日程 6.チケット 7.スタッフ

 

▼支援会員 ▼ボランティア 参加劇団紹介

 
  Asia meets Asia は「ア的な国際交流」を目指す活動です。
海外から劇団を呼び、公演をするだけ、それを見るだけ、じゃつまらない。
アジアミーツアジアはアジアの現代演劇を普段着のままで体験します。
やる者、見る者が一緒になって公演を見、意見を交換し合いながら、言葉の壁を超えて触れ合える(この忙しい都会の直中ですが)いわば"演劇キャンプ"のような直接的な出合いの場を創り出します。
今回のアジアからの参加劇団は、インドネシア、タイ、台湾それぞれの国で長く活躍する現代演劇グループで、劇団としては日本初公演。
滅多に見れないアジア現代演劇が垣間見れます。
1日3連続公演!観る方もちょっと体力勝負ですが、是非、それぞれの公演を同時に見て、近くても見えない、見なかった、多様なアジアの"現在いま"を一緒に呼吸して下さい。

Asia meets Asia 実行委員会
    応援 楽天からの招待状
アジアの現代演劇って・・・当たり前の話だろ?なぜって、日本の芝居だって、間違いなくアジアの現代演劇だもん。インチキ臭いエスニック料理店のインテリアみたいな他人事のイメ−ジじゃなくて、たまには鏡で自分の顔をじっくり観察するつもりになって、まわりの国々の芝居にどっぷりひたってみて下さい。面白い。元気が出る。保証します。そして、たぶん・・・びっくりもね。お、お、お、芝居ってこんなことも出来るんだ。こんなのもありなんだ。アジアの現代演劇は、基本的に貧乏です。バブル大国日本のどうしようもない貧乏臭さだって、そう考えりゃ、まんざら捨てたもんでもない。貧乏ならではの想像力、貧乏ならではの底抜けパワ-、貧乏ならではの楽天です。あまたの国際フェステイバルある中で、とびきり貧乏な『Asia meets Asia 001』から、貧乏な(?・・・たぶん)あなたへの招待状です。公演だけではなく、シンポジウムやワ−クショップも絶対覗いてほしい。インドネシアもタイも台湾も、とびきり魅力的な奴らばっかりだから。
劇作家・演出家  佐藤信
 
1.日時 2001年11月21日(水)ー25日(日)
2.会場 プロト・シアター
  3.参加劇団
     演目
海外3劇団 日本3劇団  
 

Teater Mandiri
--WAR
 
Jakalta
I
ndonesia
 

Makhampom Theatre Group
--CHAO LAR returns    
Bangkok Thai 
 

Body Phase Studio
--『黒洞』
Tiapei Taiwan
 

unit OM-2
--いつか死んでゆくであろうすべてのものたちへ
Tokyo Japan
 

ジンジャントロプスボイセイZinjanthropusboisei
--デンQ
Tokyo Japan
 

DA・M Theater
--トマトをたべるのをやめたときU 
Tokyo Japan
4.活動内容
公演
  シンポジウム 海外参加劇団からの自国演劇事情の報告と問題提起を受け、観客、参加者全員による質疑応答と行方知れずの自由討論。予めのテーマを定めずお互いの生の声でアジアを語ろう。どんなアジアが見えてくるか楽しみだ。
  交流会 毎夜公演終了後、出演者と観客とのフリーディスカッションの場を設けます。観劇後の熱の中で何でもどんどん話しかけちゃおう。アジアが近くなる。(通訳ボランティアの方がお手伝いします。)飲み物、軽食付き。※持ち込み大歓迎!
  ワークショップ 海外参加劇団によるワークショップ。日頃体験出来ないアジア各国の舞台創作の現場に直に接する好機会です。参加するもよし見学するもよし。言葉の壁を超えてみんなで一つの場を創り出そう。
 
  5.日程
2001年11月21日(水)ー25日(日) November 21-25, 2001
14:30 16:00 17:30 19:00 20:30
21wed シンポジウム
22thu ワークショップ
23fri  公演  公演   公演  交流会
24sat    公演 A 公演   公演    交流会
25sun E 公演  公演 A  公演  交流会&パーティ
  A  TEATER MANDIRI D ジンジャントロプスボイセイ  
B Makhampom Theatre Group E DA・M
C Body Phase Studio F unit OM-2
 
6.チケット
  1日券 \4500(当日)※1日3本ご覧になれます。
\4000(前売り)
\3500(学生・留学生割引※学生証提示)
 
フリー券 \7000(21-25日全期間中有効)
シンポジウム \1000(ドリンク付き※受付精算のみ)(21日)
  ワークショップ \1000(受付精算のみ)(22日)  
    【チケット取扱】03-5237-9999 チケットぴあ (1日券のみ)
【予約・問い合わ】03-3368-0490 プロト・シアター
 
7.スタッフ
写真 中村和夫
  協力 中野耿一郎 田嶋繭子 沢優子 黄愛明 横川大輔 原田拓巳  
  会場スタッフ 照明 塩見祐布
 
 
宣伝美術 金丸悠児
SpecialThanks 東放学園
機材協力 東放学園
撮影 加藤貴峯
後援 タイ大使館 インドネシア大使館
協賛 且草カ堂  日産自動車  アサヒビール
助成 国際交流基金 東京国際交流財団
制作 DA・M
  企画・主催 <Asia meets Asia 実行委員会> 大橋宏(代表)
龍昇  K.C.Lok 花崎攝   竹田賢一 湯時康 
 
 
お知らせ
  ▼支援会員募集 オオクチイサセイソウ 関口正男 中島敬之 田中翠  Lens 鎌田康市 メディア・レヴ 大橋薫  竹中恵 津田尚人 ゲンタロウ  
  ▼ボランティア・スタッフ 佐々木信子  インドネシア
花田 桂子  インドネシア
神山真子 北京語
高橋桃子 英語
鈴木 慶子  インドネシア
吉岡奈穂 インドネシア
吉田真由子 英語
山浦幹子 英語
松倉弘子 タイ語
王 美芳 北京語
上谷 美保 英語
川口恵梨 タイ語
増井理恵 インドネシア
中根聡子 英語
白水 真純 タイ
 

 

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           Asia meets Asia 2001参加劇団紹介 

Teater Mandiri (インドネシア) ジンジャントロプスボイセイ(日本)

Makhampom Theatre Group (タイ) DA・M (日本)
Body Phase Studio (台湾) unit OM-2  (日本

 

  Theater Mandiri WAR Indonesia 1970   
    1971年Putu Wijayaによって設立。"Mandiri"は、自立を意味するジャワ語。劇団は家族的で、作品は台本からではなく参加するメンバーによって形成される。目標は"精神的な恐怖"、つまり見る者を乱し、ゆさぶり、長く当然と考えられてきた価値を再検討することにある。 1974年からジャカルタとインドネシア各地で公演を続け、1991年アメリカ4都市ツアーにて「YEL」、1998年現代インドネシア・アートサミットにて「NGEH」を公演。代表のPutu Wijayaは、インドネシアの現代演劇、文学の中で最も著名で多作な人物であり作品のいくつかは世界各国で翻訳され、多数の国際的な賞を受けている。今回は戦争をテーマに、人々がそれを憎しみながらも絶え間なく続く戦争<世界戦争、宗教戦争、家族戦争、民族戦争、愛の戦争・・・>の矛盾を問いかける。

Director; Putu Wijaya
Staffl:
Dewi Pramunawati, Egy Massadiah Serojag
Cast: Putu Wijaya, Alun, Bambang Ismantoro, Egy MassadiahAguy Sabarwati,
Ucok Hutagaol.

▼舞台写真 ▼詳細情報●JapaneseEnglish

  Makhampom Theatre Group  CHAO LAR returns  Bangkok  Thai 1981   
    70,80年代の民主化運動から生まれた地方演劇グループ(1981年設立)。伝統的、現代的な上演様式を結合するスタイルを発展させながら、麻薬乱用、民主主義、環境保護、子供の権利等の諸問題を提起し多くの支持を得ている。国内各地やイギリスやドイツ等の海外公演とともにワークショップやトレーナー養成等の活動により地域文化開発などに力を注いでいる。今回の公演"CHAO LAR returns"は古代タイ北部の民話"PRA LOR"をタイの麻薬問題と絡めて脚色したもので、1994年にバンコクのスラム街20ヵ所で初演され、地元の観客に大きな反響を呼ぶ。舞台はタイ語と英語による会話に、舞踊と音楽や歌唱を加え、身体的想像力を強く喚起する、言語の壁を超えた作品に仕上げている。体的想像力を強く喚起する、言語の壁を超えた作品に仕上げている。

Tour manager/Co-ordinater KWANHATHAI BOONLUE
Artistic director PRADIT PRASRTTHONG
Actor SOMSAK SIRIPAN
Actress YADA KRIANGKRAIWUTTIKUL
DUANGJAI HIRUNSRI
DUANGKHAE BUAPRAKHON
SUTARA
▼舞台写真 ▼詳細情報●JapaneseEnglish

  『黒洞』 Taiwan 1992  
    1992年以降、環太平洋地域の芸術グループとの沢山の交流プログラムを主催。1995年台湾の先住民族の言語によるオイディプスをプロデュース、北京と台北にて公演。代表のMo-lin Wang は、多くの演劇批評を手掛け、1980年代から活発になる台湾の小劇場運動の中で常に大きな影響を持ち続けてきた。今回の舞台は、台湾921大地震の後に現れた私の夢の世界、マスメディアの報道、そしてカフカの中編小説『穴巣』、Lundkvistの長編詩『阿加迪爾(アジャディル)』(1960年モロッコ大地震の史詩)、ブラジル第三映画の中の『食人宣言』、さらに役者の稽古中の身体(声・動き・想像)、私にとって最も重要な『聖書』などのテクストやイメージを凝視する過程から生まれてきた意象によって構築されている。

構成・演出: 王墨林
出演:王仁千 劉懋璋 劉懋瑩 王惠強 洪麗芬 鄭志忠 
▼舞台写真▼詳細情報

  unit OM-2 いつか死んでゆくであろうすべてのものたちへ(Pilot-Ban?)Japan Tokyo 1980  
   

OM-2の主要メンバーから成るユニット。演劇、ダンス、パフォーマンスなどのジャンルを飛び越え独自の表現を模索する。
OM-2は'80年に結成され、前衛的で実験的な作品を発表し続けるグループ。'94年より海外での活動を開始。シンガポール、カイロ、ボルドー、N.Y.など世界各国のフェスティバルに招聘され高い評価を受けている。また海外のアーティストとのコラボレーションによる作品づくりも行なっている。その他にソロあるいはユニットを組んでの活動もあり、様々なフェスティバルなどに参加し
ている。

出演者:内田久美子、村岡尚子、中井尋央、佐々木敦、柴崎直子、早貴弓夏、
町田則子 浅村信夫
スタッフ:監修/真壁茂夫  美術/池田包子、鴫原史江、萩原康吉 他
▼舞台写真▼詳細情報

  ジンジャントロプスボイセイ Zinjanthropusboisei  デンQ Tokyo 1994  
   

ジンジャントロプスボイセイはアフリカで発見された最古の人類の学術名。化石人類
の視点から、どの時代・社会にも属さない神話のような世界を構築し、現在の私達の
人間関係に新たな角度から光をあてる。演劇とパフォーマンスの領域を越境する新し
い表現を指向。1994年設立。最近作 2000年1月"i am sleepy..."アートスフィア 2000年9月"青ひげブラジャー"スパイラルホール 
今回の作品について:電球。光と熱を放つ涙の形。涙は少しずつ数を増し、やがて光の海となる。涙の海の向こうに"私達"はきっと誰かを求めている。それが誰かを知っていたり知らなかったり。ジンジャントロプスボイセイが挑戦する"ほとんど"無言劇は感傷的で美しい叙情詩です。

作/演出:中島諒人 出演:蔭山千幸 高橋等 齊藤頼陽 矢部久美子 
スタッフ 舞台監督:赤羽三郎 音楽:スズキクリ 衣装:熊崎つゆみ メイク:デボラ 舞台美術:中島諒人 
制作:秋田佳子
▼舞台写真 ▼劇団HP http://www.apes.co.jp/zinjan/

  DA・M Theater   トマトをたべるのをやめたときU Tokyo 1986  
    1986年設立。<プロト・シアター>を拠点に劇団やジャンル、国籍の枠を越えたアーティストたちとの共同的な実験公演を精力的に展開。物語やテーマを持たず、観客と向き合う<今、ここ>に立つ素裸の人間の断片的な行為・言葉/声・イメージの構成により、<生そのものの揺らめき>を探り出そうとする。1995年より国内外のフェスティバルや公演にて、「それは私の夢じゃない」「aruku/アルク」「IL VULCANO」を発表。集団的な即興行為の発掘・組織化により、始源性と今日性の融合する未知の演劇的想像力を開拓し続ける。今回の『トマト・・・』では、何でもない日常と隣り合わせにあるもう一つの現実を夢想しながら、連綿と続く有形無形の、静かで激しい、動きの混沌を舞台に創り出していく・・・何のため、誰のため?「答えは呼吸のおく」

出演:サキ 八重樫聖 今井あゆみ 中島彰宏 都丸永子 
音楽:竹田賢一(エレクトリック大正琴)
構成・演出:大橋宏
 ▼舞台写真 ▼劇団HP http://village.infoweb.ne.jp/~dam/