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参加団体紹介 (※記載は参加時)
profile 1   1997    1998    2001   2003  ///  profile2 2005     2010   
English  2001  ☞2003 ☛2005    ☛2010
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2005 Asia meets Asia Vol.5      ☛2005 English
     
 “Beyond the Mirror” Bond StreetTheater(NY)+  Exile Theatre(Afganistan)
 
  Exile Theatre (Afghanistan) --
      Director Mahmood Shah Salimi
      Actor Mohammad Jamil/Abdul Salim/
      Musician Ahmad Zia

      Actor, Musician Anisa Wahab
・Bond Street Theatre (USA)--
      Director Joanna Sherman
         Managing director Michael McGuigan
         Performer Christina Gelsone
         Musician Andy Teirstein

ビヨンド・ザ・ミラーは、アフガニスタン史の過去30年を占める戦争と占領の事態を考察する作品である。抑圧的なソヴィエトによる統治、ムジャヒディーンの混沌と蛮行、タリバン時代の極度の制限、更には現政権の曖昧な状態。この作品は、イグザイル・シアターの感情表現法とボンド・ストリート・シアターの身体表現法を、その創作に反映している。主として言葉によらず、象徴的な表現や強制的な表象、両劇団の身体的及び音楽的技術を使って、生き延びるための苦闘と人間的精神の源の生々しい描写を創出する。

 
       
Exile Theatreエグザイル・シアター(Afganistan)

2000年にパキスタンのぺシャワールで設立されたアンサンブル・シアター。タリバン政権があらゆる芸術を禁止した際に強制出国させられたアフガニスタンの複数の劇団、映画・テレビのアーティストや作家達から成る。難民生活の間に劇場芸術を復興するために、この組織が設立された。この難民生活の中で、彼らは長短合わせて15の芝居を含むプログラムを6つ創作した。2002年春、パキスタンで最後の公演を行っている最中に、その政治的な内容のためにパキスタンの警察及び情報局に演劇活動を止められた。彼らの作品は、政治、社会、経済、文化の諸問題やアイデンティティーの危機を取り上げている。言葉による演劇の他、マイムや音楽も用いている。アフガニスタンに臨時政府が樹立した後、エグザイル・シアターはカブールへ帰還。2003年6月から7月にアメリカのボンドストリート・シアターとコラボレーションを行い、カブールでの第1回作品として、言葉ではなく身体による抽象的なスタイルを使った「イン・ザ・ミラー」及び「ガーデン・パーティー」を制作した。第2回作品「ザ・サーチ」は、2003年10月7日、アフガニスタンの「芸術の日」に上演された。この作品は、歴史的組成物、宗教・政治・金の三角関係を探求する人間について、これも言葉によらないスタイルで作られた。
エグザイル・シアターは、様々な異なるジャンルの芸術を用いて、リアリズムや表現主義や象徴主義といった芸術の諸流派から、そのメッセージと見解を伝達しようとする。本来、物語を語る静的な演劇というよりは、ダイナミックな演劇であり、写真や映画、舞踏、アクロバット、スポーツなどを作品及びトレーニング・プログラムに使用している。そのスタイルとテーマ故に、アフガニスタンの伝統演劇との関係においてオルターナティブ(新しく)かつ実験的である。

Bond Street Theatreボンドストリート・シアター

1976年創立。独自の演劇作品を創造すると共に、古典テキストに革新的なアプローチを行い世界中でパフォーミング・アートのプロジェクトを複数創り出している。中国・ブラジルなど多くの伝統的な身体・身振りによる表現(フィジカル・アート及びジェスチェラル・アート)を訓練することで、言語や文化の国境を超えて人々の心を捉え理解される劇言語を開発しようとしている。彼らの作業の基本には、生命に形とダイナミズムを与えるジェスチェア、儀式、象徴、遊戯などがあるが、それらが、竹馬やアクロバットや仮面、音楽、人形劇やダンスといった印象的な演劇形式と相俟って質の高い作品を創り出している。作品は多くの国々の演劇祭で発表され、1990年には、多様な文化や規律が相互に混ざり合うその革新的なプログラムが評価されてマッカーサー賞を受賞した。
1984年、ボンドストリート・シアターは初のイスラエル人とパレスチナ人によるストリート・シアターをエルサレムで創設した。以来、ベルファストやコロンビア、カナダで民族混合のアート・プロジェクトを複数行っている。また、2000年には、ブルガリアの人形劇団Theatre Tsveteとのコラボレーションを行い、言葉によらない「ロミオとジュリエット」をコソボ危機に呼応した作品として仕上げた。この作品は2001年から2003年にバルカン諸国とアメリカ合衆国でツアーを行った。2002年、the Performing Artists for Balkan Peace(バルカン半島の平和のためのパフォーミング・アーティスト達)という集団を創設。これは、旧ユーゴスラビアの平和と民族相互のコラボレーションに献身するアーティスト達のネットワークである。9.11の後、パキスタンのアフガン難民キャンプで公演。2003年にはアフガニスタンに赴き、難民キャンプで出逢ったアフガニスタン人グループ、エグザイル・シアター(Exile Theatre難民劇場)とのコラボレーションを行った。このニ劇団は、オリジナルの演劇作品をふたつ創作しアフガニスタン国内でツアーを行った。ボンドストリート・シアターは、アフガニスタンに新たな演劇的展望をもたらしたとして、アフガニスタン文化省より賞を与えられた。

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● OMUR - Life 生…. " Bishkek City Drama Theatre
 
Art leader, director of the Theatre Tsytsygma Umrualieva
Assistant of art leader, coordinator, translator Aalamgul Umrualieva
Sound, light Urmat Belekbaev
Director of performance Bekpulat Parmanov
Performers Nazgul Razzakova Ruslan Orozakunov Bayastan Abylkasymov  Dinara Abdykadyrova  T
alaikan Abazova  Guljamal Mamytbekova  Nakinay Dyikanova

<変化の風、または、宇宙と同等の生…>人間。 生。 空間。 時。幾重にも層をなす人の生は思索と幻想に満ちている。ロシア詩人、A.S.プーシュキン曰く、「私は生きたい、考え苦悩するために」。これは人間と世界の関係性についての問題である。時空に生きる人間は、同時に、その属する文明の番人になりうる。それぞれの文明には、最も価値有るもの ―その文明が抱える世界と人間 ― に関する独自見解がある。人間が、この全てに対する意味である。人は、そこから歩み始め、そこへ幾度となく立ち戻る最終地点を必要としている。この地点は、人の「記憶」にある。若い頃の曇りない空の記憶、崇拝する精神の記憶、最も恐るべき世界悲劇としての戦争の記憶、モラルの見えざる境界を踏み越えた人々の記憶、古代トルコ史と先祖の土地を保存することの記憶、創造主によって見出された誰かを我々に与えてくれる人間の力を超えた偉大なる愛の記憶、「人生の目的は生そのもの…」故の世界調和の記憶。最終地点はそうした記憶の中にある。

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● Reviving subalternity 裏面史の蘇生:
Sovanna Phum Company(カンボジア) +Integrated Performing Arts Guild (ミンダナオ)
 
Dramaturgy King C. Lok 駱竟才
Co-director Steven P.C. Fernandez (IPAG)
Co-director Mann Kosal (Sovanna Phum)
Performers Melvin Pascubillo (IPAG  Wenna Balaido(IPAG)  
Chumvan Sodhachivy (Sovanna Phum)  Sam Pysak (Sovanna Phum)  Skaya Xigu(水田部落)  Fudu (水田部落)   Amado C.Guinto(IPAG)  Racquel de Loyola (New World Disorder, Manila)

この作品は、カンボジアとミンダナオのダンスシアターが共同で行った アジア所作言語シアターの実験についてのものです。作品に至る調査過程として、台北で原住民族のパフォーミング集団、ウォーターフィールド・シアター後援によるワークショップを行いました。
モチーフは、破壊勢力が外部から侵略する以前の歴史的原点、及び、植民地主義以降を歴史的文脈の中で新たに語り直すことを探索することにあります。
カンボジアの人々は大量虐殺を経験。芸術は人々の心の傷を癒すためにあります。ソバンナ・パム(Sovanna Phum)は10年前に設立され、2002年にシンガポール人プロデューサー、オン・ケン・センと共同で大量虐殺に関する作品を上演。2003年には、ロンドン国際シアターフェスティバル(LIFT)でコンテンポラリー作品を上演。
ミンダナオのIPAG(総合パフォーミング・アーツ・ギルド)は25年前に設立されたカンパニーで、イリガン・シティのミンダナオ国立大学に附属しています。彼らはフィリピンの実験演劇の先駆者であり、土着のダンス・シアターの調査及び、パンガレイと呼ばれる自然言語の再創出を行っています。ミンダナオにはパフォーミング・アーツに関してオリジナルのマレー文化が保たれており、これはカンボジアと非常によく似ています。ミンダナオでは30年以上も内戦が続き、そこには大量虐殺勃発という出来事が潜在的な状態となっています。私達アジアの観客やアーティストはパフォーマンスでの身体的なやりとりを通して映し出される彼らの今在る歴史見る機会を掴むことを期待します。

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● Unbearable Dreams3 Asia meets Asia Collaboration Project No.4
Co-Composing Tong Sze Hong (Hong Kong) /Kamaluddin Nilu (Bangladesh)/ Setsu Hanasaki(Tokyo)/Hiroshi Ohashi 大橋宏(Tokyo)
Co-Casting King C. Lok
Performers
 dancer Ying Zhou周頴(Dispora Asian)
 dancer Archana Kumar (Dispora Asian)
 musician Manh Hung Nguyen (Vietnam)
 dancer Le Vu Long (Vietnam)
 actor Tong Sze Hong 湯時康 (Hong Kong)
 musician Nelson Hiu (Hong Kong)/Chan Wai Fat陳偉發(Hong Kong)
 actress Rabijita Gogoi (Assam, North Eastern India)
 actor Md. Belayer H. Khan (Bangladesh)
 actress Lai Fong-yu 頼芳玉 (台湾高雄)
 actress Setsu Hanasaki 花崎 攝
 actress Hijiri Yaegashi 八重樫 聖
 actor Akihiro Nakajima 中島 彰宏 

Unbearable Dreams は、Asia meets Asiaにて出会う参加者たちによるコラボレーション作業として提起され、2000年Vol.1<Clash(香港)+DA・M(東京):東京、香港にて公演>、2003年Vol.2<Shin Bao Dao blind theater(台北)+Clash(香港)+DA・M(東京):東京、台北にて公演>と、アジアの同時代性を問いつつ、言語を超えた身体表現の可能性を模索しながら継続してきました。今回Vol.3では、新たな地域からの初参加アーティストも加わり、多様なアジアの言葉、身体、音楽、イメージを混ぜ合わせます。お互いに見えざるアジア。点在するアジアの過去と今が乱反射する中、不可視のアジアがどのように浮き出されるのか? 沈黙する世界への応答を祈りつつ、懐かしくも苦々しい?アジアの他者との出会いが、ちょっと怖くも、楽しみです。是非お立会い下さい。

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● 「油田II The Oil Field II」  Imageoperaイマージュオペラ>>コントラ-アタック<< (Tokyo)
振付・演出   脇川海里   
構成・脚色・衣装   綾原江里
出演   野沢英代 相良ゆみ 吉川裕子 MAYUMI  脇川海里

マージュオペラは、2003年東京で開催されたハイナー・ミュラー国際演劇祭参加を契機に発足した。大野一雄慶人父子、笠井叡らに舞踊を学んだ脇川海里を中心に、以降、従来のカテゴリーに安住することなく、独自の新しい身体言語を探求している。本作品「油田II」は、イタリアの芸術家ピエル・パオロ・パゾリーニの遺した言語、映像、絵画などを素材に取り、高度資本主義世界の批判的寓話となることを目指し、2005年4月に上演された「油田」の改訂版である。パゾリーニは消費社会を真に不寛容なファシズムと見なして根源的な批判を加えた。だが資本主義はますます今日の世界を呑み込んでいる。オルタナティヴはありえないのか?快楽の未来とは?いずれにせよわたしたちはアフリカ、ヨーロッパ、アメリカの三角形を象った果てにあえぎ、快楽を求め、絶望している。

     
● 「チームタパスの愛と勇気のシェイクスピア悲劇『ハムレット』」  Team Tapasチームタパス  Tokyo
 
ウィリアム・シェイクスピア
構成・演出 三谷直子
出演 高橋昭安(ク・ナウカ)、谷川雄司、冨川純一、野村佳世(劇団IAT)、宮城未蹴(フリー)、森戸貴之(劇団IAT)

チームタパスは群馬大学演劇部出身者で構成される演出家と俳優の小ユニット。メンバーは劇団山の手事情社、ク・ナウカシアターカンパニーなどの劇団演出部や俳優部での活動機会を得、現在は東京を拠点にギリシャ悲劇などの古典作品を題材にして、ワークショップや翻案の製作、舞台公演を行う。―今回作品は、「To be, or not to be, that is the question」で有名な『ハムレット』。物語の源流は北欧の民話で、シェイクスピアが戯曲にしたのは1600年頃と推定され、これは絶対王政の衰退に伴い、個人の社交性が重視される社会に移行していく時期にあたります。民話のファンタジーと個々のコミュニケーションをリアルに感じられる瞬間を顕在化できればと思っています。まともに上演すれば3時間はかかりますが、50分で幕を閉じるエネルギッシュな舞台です。ぜひ劇場までお運びいただきたくお願い申し上げます。

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 [rest/labor]   CUATRO GATOSクアトロガトス   Tokyo
 
構成・演出 清水唯史
出演・スタッフ 湯田康 葛巻欣久 田中紀子 竹原洋平 清水基 黒沼雄太 宮下直紀 松永翔多 中西B 他
協力 『批評誌クアトロガトス』http://www.cuatro-gatos.com/ 他








世界の収容所化、象徴界の失調が明白となった現在、より過酷な現実への逃避が生じており、演劇=芸術=虚構はもはや不可能という地点で我々は思考するしかない。スペクタクル資本主義、美と政治のショートが生の境界を侵犯しており、新たな美的/政治的空間の創出は現実への逃避を加速させる一時の熱狂へ人々を誘導しかねないのだ。近代芸術が捏造されて以来、現実政治による美の利用はあくまでも特殊事例と認識され、虚構世界でのポイエーシスを本質とする芸術と政治は無関係と捉えられてきた。だが政治は人為的決定によって無から暴力的に共同体の枠と象徴界を創出し続ける高度に虚構的営為であり、ポイエーシスという源泉を芸術と共有している。こうした芸術と(資本主義)政治の通底性を両者が抑圧してきた物質性の残余を追求することで再び見つめる必要があるのかもしれない。そうしてせめて熱狂と共に芸術が持つ解放と覚醒への誘惑にも抵抗してみるのだ。87年結成。

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2010 Asia meets Asia Vol.6      ☛2010 English  
 
● Al-Khareef Theatre Troupe
 

20006年に演出家Ramez Alaswad Nawar Bulbul(ラーミズ・アルアスワド・ナワル・ブルブル)が、シリアのダマスカスで設立したインディペンデント劇団。 彼らは、人間の力に依拠した演劇作品を創り出すことを目指している。彼らが作品を通して表現し分析しようとする理念を、最も深く最も適格に現し高めるのは人間の力であるという信念に基づき、俳優が最も重要であると考えている。
- 彼らは、批判されるスタイルと政治的側面を持って社会と関わる道を選んだ。疑問を投げかけ、社会を形成する最初のステップたる人間の内部に入り込もうと試みる。
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戯曲の理念に関してはその明解さを追求しようとしているが、芸術的コンテクストについては、現代演劇の方法論に基づいて、私たちの生の事実と、その大儀や結果や詳細を分析し組み合わせ、構築しようとしている。
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彼らは、思想の形や種類として質が高いというだけでなく、演技と演出という二つのレベル、およびその他の芸術的要素の研究分野の先駆者としても質の高いものを目指し、完成された演劇パフォーマンスに到達しようとしている。演技メソッドにおける実験的精神を持ち続け、ステレオタイプや決まり文句を打破し、新しいテキストにふさわしい現代の演技メソッドを実践している。
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アル・ハリーフ シアター・トゥループは、常に経験し続けている。それは必ずしも成功の場ではなく、予測を超えた創造的、革新的、独創的な何かを経験し探し求めるために存在している。

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● Collaboration Project Unbearable Dreams5 〜Hope
Profile of Collaboration Participants
アジア共同公演参加者プロフィール
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